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2009-02-14

第28夜 西葛西ハッピーズ エピローグ

まあ、ざっとハッピーズを書いてみたが、書き残したエピソードは多いので後々思い出したように書いてみようと思う。

千夜一夜物語とうたっているので1001回で終了するつもりなんだけど、ハッピーズ書いてたら28回まできてしまった

あと973回しか書けないのでとりあえずハッピーズの話しは終了する。

最後に得意の後日談を書こう


実はハッピーズ消滅の二年後くらいに俺はシノさんとバッタリ会っている。
西葛西のジョナサンで当時の彼女と飯を食っていた時だ

入り口からガヤガヤと若者の集団が入ってきた。

その中の一番威張ってたのがシノさんだった。

奥の席に7~8人で座ったが見るからにチンピラ集団だった。
俺が見てたらシノさんと目があった。

シノさんは「DIVAちゃん久しぶり
と声をかけてきた

久しぶりに見るシノさんはおしゃれになっていていかにも若者風だった。

昔の事はお互いなにも話さなかったし、ただの世間話をしただけだ。

ただ一つだけいまでも覚えているセリフがある

なぜそんな話になったか覚えてないけど彼は

「ねえ、DIVAちゃん俺、最近親孝行しようと思ってさ、お母さんに洗濯機買ってあげたんだよ

と笑っていた

なんかその言葉聞いたら

(ああ、やっぱりこいつそんなに悪い奴じゃないな)

って思ってしまった

俺も単純だけど(笑)

ハッピーズの頃は楽しい思い出もたくさんあったから
なんかその一言で楽しかった時間が台無しにならずにすんだような気がした


ハッピーズは青春のたった半ページにも満たない話しだけど、本当に楽しい時間がたくさんあったのさ


西葛西ハッピーズ 了。
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2009-02-14

第27夜 ハッピーズ完結編 ペテン師シノさん後編

ハッピーズに興味を失った理由はやっぱり知らない顔が増えた事だった。

別につるんで楽しくやるのにそんなにたくさんの人数はいらないし、そもそも友達じゃないやつのケツふくのもやだったし。

俺の信条の一つに『友達は絶対裏切らない』ってのがある

逆に言えば『それ以外の人はどうなっても知ったことじゃない』って事よ。

友達だったらそいつが間違っていても味方するけどね


個人的なテルやイッシくんとは遊んでたけど、シノさんとはほとんど顔を合わせなくなっていた。


ある日イッシくんから電話がかかってきた。
『DIVAちゃんすぐに来てくれ
(?なんだろうか?…)

とりあえずイッシくんのマンションに向かった。
部屋に上がるとテル、イッシくん、ヤマノちゃんがいた。

(ヤマノちゃんはまた別に紹介する)

「DIVAちゃん、シノさんにやられたよ

話しを聞くとこうだった

イッシくんの家においておいた金がなくなっていたのだった

当時の俺らにはけっこうな大金だった

俺、「シノさんがやったって証拠はあるの?」

イッシくん「前にも無くなったんだ。この部屋の鍵もってるの俺とシノさんしかいねーもん」

「で、シノさんは?」

「ここ二、三日連絡がとれない」
俺「まあ、いきなり疑うのもやめようよ。ちゃんと調べてみようよ」

それで三人でいろいろ聞いてまわったが、行方はわからなかった。

「なんか荷物とかないの?」

と俺が聞くと

「あバッグを一つおいていってる」

とイッシくんが言ったので

「開けてみる?」

と調べてみる事にした

中を開けると着替えのシャツやズボンしか入ってなかった。

「は~手がかりなしか~」

とみんな思ったら

テルがズボンのポケットだかシャツのポケットから何かを発見した。

「あれ?これ免許証じゃね?」

確かにシノさんの免許証だった。
なんか間のぬけたような顔の写真がついていた

住所やらものっていたが、たぶん以前のものだった

そして生年月日。

197×年○月☆日……



みんな一瞬顔を見合わせた。

197×年………

………197×年

じゅ、じゅ、じゅ、16歳

『え~~~~


テルとイッシくんは血の気がひいた。

そして2人とも「殺す

と飛び出していってしまった


俺はボーゼンとしたが、そのうち笑ってしまった

俺たち全員、いやハッピーズも後輩達も(実は先輩)みーんな16歳の子のペテンに引っかかっていたのだ(笑)

まあ、俺が後に出会う詐欺師達に比べればかわいいものだが…
しかし今までさんざん殴る蹴るされていたテルやイッシくんやその他の人らの怒りは当然だった。


結局シノさんは見つからなかった。


そして西葛西ハッピーズは消滅した。
2009-02-14

第26夜 ハッピーズ完結編 ペテン師シノさん前編

ま、こんな感じでヤクザに遊ばれたりしながらハッピーズはそれなりに楽しくやっていた。

さて、ハッピーズ最後の1人シノさんを紹介しよう。

シノさんは見た目が「ビーバップハイスクール」に出てくる菊リンみたいな感じだった。

45度のメガネをかけて、口ひげをはやし、髪は短めで角刈りというかパンチパーマみたいな天然パーマだった。
中野の某チーム出身という売り込みだった。

年は22歳と言っていたので当時の俺から4つも年上だった。
パッと見、25歳くらいにも見えた


シノさんはハッピーズの中では暴力的な男だった。
特に酔っ払ったりするとヒドかった。
テルやイッシくんは年中殴られてた。
テルもイッシくんもかなりムカついていたけど、年上なので我慢していたと思う。

俺も最初の頃はよく殴られたり蹴られたりした。
年上なのでがまんしていたが、ある日あまりにしつこく蹴ってくるので、トンカチで頭ぶん殴ったらその日からパタリとやめた。
さらにそれまで呼び捨てだったのに呼び方が「DIVAちゃん」に変わった。


家は無かったのでイッシくんのマンションに寝泊まりしていた。

蛇のようにしつこい性格だったが、優しいとこもあって
俺が「猫が好き」といったら
どこからか小さい子猫を持ってきてくれた

猫はその日に逃げてしまったが……


シノさんはインチキ臭いことを言ってばかりいたけど仲間を見捨てて逃げるようなヤツではなかったから、そんなに嫌いではなかった

でも後輩や弱いものには少々ムゴかったが。


あのヤクザマンション事件のあと俺は彼女ができてハッピーズの集合にあんまり顔を出さなくなっていた
そろそろマジメにバンドをやろうという気持ちもあった


しばらく顔を出さないでいるとハッピーズは人数が増えていた。
俺が知ってるのは俺たち4人含めても全部で6~7人だったけどその時は15人くらいいたのかな~?

知らない顔ばっかりだった
けっこうシノさんが引っ張ってきたみたいだった
なんか俺はハッピーズに対する興味をますます失ってしまった
2009-02-14

第24夜 ハッピーズというか俺ヤバス

そして目の前に『アレ』があらわれた。
チャカ、拳銃、ピストル…
まあ古今東西いろんな呼び名があるが、要するに『アレ』だ。
「これ何かわかるか?」

俺「はい」

「どう思う?」

俺「すごいですね」

「持ってみるか?」

俺「いえ、いいです。」

そしてそれを手に持って俺の頭に押し当てた。

「いい根性してんなお前」

俺「いえ怖いです」

「本物だぞこのやろう!なんで泣きいれねえんだ

それまで冷静な口調だった年配のヤクザはいきなりキレた

俺「…………」

いや、だからさっきから怖いって何度もいってんじゃん
だんだん腹立って居直ってしまった。

「もうよしなよ」

そこで見かねた派手なお姉さんが止めに入ってくれた

しぶしぶ年配のヤクザは『アレ』をおろした。
正直、生きた心地がしなかったが。
文章で書いてるとたいした事ないけど、これ現実にやられてみ?

かなり怖いよ


まあ、とりあえず俺のピンチは去った


それからがまたウザかった


今度は自分の自慢がはじまった。
もう勘弁して欲しかった

なんとその武勇伝が5時間

さらにその中に勧誘の言葉が見え隠れした

マジにウンザリだ

解放されたのが朝の5時

マンションにつれてかれて約8時間がたっていた

これなら少々ヤキ入れられた方がまだましだった


その後、街で見かけると
「お~い」
などと親しげに声をかけてきて「飲みに行くぞ」

だの

「コズカイやるぞ」

とか言ってきたが、すべて断固拒否した。

この手の人に借りや恩をつくると必~ず違う何らかのカタチで払わされたうえ、いつの間にか構成員になってるパターンだからだ。


そしてハッピーズもついに終焉の時がやってくる…
2009-02-14

第23夜 ハッピーズ只今ヤバス

そして近くのマンションに連れていかれた。

なんか家賃が何十万もしそうなデカいマンションだった。

中に入るとすげー派手なお姉さんがいた。
「何?この子等?」

「今、表で捕まえてきた」

「ふーん…」

いかにも興味なさそうだ。

「座れや兄ちゃん達」

年配のヤクザが言った

三人は正座をして、俺はなぜかソファーに座った。
シノさんが耳元でささやいた
「DIVAちゃん、この人、新宿のKさんだよ。大人しくしてた方がいいよ」

「最近このへんでイタズラしてんのは兄ちゃん達か?」

「いえ、自分らは別に…」

「別にじゃねえだろうがてめえらここらに住んでるモンの迷惑も考えろや

若い方がすごい剣幕でまくし立てた。

一時間くらい怒鳴られた

そして、矛先が俺の方に向かってきた。

「なあ兄ちゃん、お前この状況でなんでビビってないんだ?

いや怖いよ。そりゃあ俺だって。
だけどまさかヤクザモンが十代の子供殺すような事しないだろうという楽観的な気持ちも確かにあった。

「怖いですよ」

「いやお前だけビビってない

なんか年配の方がムキになってきていた

「おい、アレもってこい」

年配の方が若い方に命令した。

そして『アレ』が俺の目の前にあらわれた…
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