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2011-02-28

第637夜 アメ横の夜


土日に所用で東京に行ってきた。

夜にむこうの友達たちと連絡を取り合って上野で落ち合うとアメ横の居酒屋に入って飲みはじめた

11時にさらに追加で友達が来てくれたので、店変えてまた飲んだ

気づいたら朝の6時だった(笑)

都合10時間も飲みっぱなしなんて俺にしては珍しい。
その話の中で俺が提案した“サークル“の話がある。

ちなみに一緒に飲んだ奴らは名前は出せないけど、ミシェガンの人らやコーネリアスの小山田や多くのミュージシャンと交流のある人間達だ。

名前は出せないけどプロのクラッシックピアニストの人もいる。
要するに“プロの音楽人“たちだ

なぜ俺のような三流アマチュアがそのような輪に入れるのかは不思議だけど、友達だからとしか言いようがない


ま、負け惜しみで言うなれば、三流アマチュアミュージシャンの俺だがロッカーとしては超一流であるからだろう。


で、俺の提案だけど、音楽サークルを作りたいと言う話だ。
なんつーか、そのサークルに入っていればいろんなとこでいろんなメンバーと適当にスタジオ入ったりできるみたいな感じ。

バンドやりたくてもメンバーいないとか多いからそんなのあったら面白くね?

俺はやってみたいさ。

そしたらさ、みんな超賛成してくれたわけ

んで、計画練ってみようと話しあってるうちに

『DIVAちゃんmixiに復活しな』

みたいになってしまったわけよ

理由は共通の媒体がそれが一番らくなんじゃなかろうか?

という話。

フェイスブックにしようかとかあったけど、1から覚えるのめんどくせーと(笑)

mixiのコミュニティーで参加者募ってやるのが楽だと。

もちろんmixiなんかやってない人も大歓迎なんだけどさ。

まあ、簡単に言えばでっけぇバンドみたいもんよ。

ベースが10人いたら、暇な奴が次のライブ出ればいいじゃんみたいな


だからmixi復活する可能性が高いです。

ちなみに、もしmixi復活したら今度はいろいろ考えてマイミクなろうと思うよ。
次のような人はマイミクお断りね


・あったことない人(旧マイミクの人は除く)

・『出会いは奇跡』とか言ってる人

・SNSに生活の重点をおいてる人。

・かまって欲しい人

・俺が嫌いな人

・そもそも俺の事が嫌いな人

・KEV-KICK・LAWと俺が目障りでしかたない人

・俺の事を『死ねばいいのに』と実は思っている人

・コソコソ仲間の悪口を言う人

・そもそも目的が彼女彼氏探しの人

・他人の音楽性を批判ばかりする人

・二枚舌のごますり野郎

・ほんとはうまいくせに『自分なんかたいしたことないっすよ』とか言いながら人のギター聴いてからおもむろに弾き出す奴。

・真剣すぎる人

・これ読んでムカついた人

とかかな…


逆にマイミクになってコミュニティーにはいてって欲しい人

・バンドやったことないけどバンドやりたい人

・楽器弾けるけどバンドやってない人

・楽器弾けないけどバンドやりたい人

・友達

・何にもやってないけど自分はロックスターだと思ってる人

・ダラダラやりたい人

・バンドやってる人が好きな人

・技術に関係なく楽しめる人

・相手がプロでもびびらない初心者

・今やってるのはギターだけどサックスやってみたいとか意味分かんない人

・何にもできないがとりあえずバックで踊っていたい人

・なぜだかKEV-KICK・LAWが好きな人

・俺の事好きな人

・痔主


とかかな~

とりあえずは
何ってゆうか上手いとか下手とかプロとか初心者とか関係ないだよ。

俺はごっちゃでやりたい。

初心者はプロやベテランから、プロやベテランは初心者から触発される事がいっぱいあると思うだよね!



まあまた決まったらお知らせするよ

じゃねー
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2011-02-26

第636夜 『悪魔を憐れむ歌』編.105 子供の王国

急いで最寄りの西南葛駅から東北線に乗るとシートに腰かけた。

いろんな思いがめぐる。

デスペラードが消えるかも知れないなんて信じられなかった。
つい半年前まで、何百人いるかよくわからない程のチームだった。


俺は本気で新谷の街を支配出来ると思っていた。
大人達の決めた縄張りもルールも、その力で街ごとひっくり返してやる事が出来ると思ってた。

だけど、所詮子供の王国だったんだろうか?

とても残念だった。

ただ、問題なのはスウだった。
そして今だった。


だいたい俺や藤崎くんや他の先輩も含めてスウを止められる奴なんて誰がいんだろうか?

スウが本気になったらそこにいる全員相手に喧嘩しても負けないかもしれなかった。

でも何としても止めなきゃならない。

なんか、人生会の本部にカチ込みかける方が案外らくなんじゃなかろうか?
とか考えるほどだ


そんな事考えてるうちに目的の駅につき小川倉庫にたどり着いた。


小川倉庫にはすでに20人くらい集まってきていた
2011-02-25

第635夜 『悪魔を憐れむ歌』編.104 小川倉庫へ

俺『藤崎くん、もうデスペラードはそんなにやばいのかなぁ』

藤崎『ああ、もうデスペラードはダメだろうな。後はどうやって退くかだと思う。スウはさ、本当に体も心も…なにもかもが強い。デスペラードを最強のチームにした。それは俺達の代までじゃあ新谷の誰もが出来なかった事だ。だけどスウは強すぎなんだ。みんながあんな風に強いわけじゃない。』


俺『…そうだね。だけど、大人はほんとに汚いね。』


藤崎『そうだな。だけどそれも今更言ってもはじまらない。』


俺『とにかく俺も小川倉庫に行くよ。俺が行ってもどうにかなるもんじゃないかもだけどさ』

藤崎『DIVA悪いな…お前はチームじゃないのに迷惑かけて。』


俺『藤崎くんなんかとっくに引退した身じゃん(笑)』


藤崎『しょうがねーよ(笑)後輩だもん
他のみんなにも声かけて俺もすぐ向かうからよ』

俺『うん。分かった。じゃあ、後で

電話を切ると11時をまわっていた

まだ終電にも間に合う。

『DIVAちゃん、大丈夫?


会話を聞いていたテルとイタチイッシが心配そうに言った


俺『さすがに分かんね!(笑)』


いそがなきゃ。


俺はすぐにGパンとGジャンに着替えた。
ちょっと緑がかったお気に入りのヤツだ。

そして愛用の鉄板入りワークブーツを履くと、乳首近くまであったロン毛(←ストパー済み)にキャップを目深に被った。

右手首に銀モノをジャラ着けし、左手首はミサンガ(プロミスリングともいう)が20個程は巻いてあった。

両手の親指意外の指に全部リングをはめて、クロムのパチモンのウォレットチェーンの先についたハーレーダビッドソンの財布を尻ポケに突っ込んだ。

ちなみにGパンはラングラーかDieselとこだわっていた。

当時の俺のお気に入りのファッションだった。


さて、さすがに腹くくんなきゃヤベーよな
2011-02-25

第634夜 『悪魔を憐れむ歌』編.103 涙のテレフォン

そんな日々が続き、心配したテルとイタチイッシが俺の部屋に来てくれてた。

夜の10時時すぎだったろうか。

電話が鳴った。

ノブオだった。

ノブオ『DIVA、ごめんこんな時間に。』


俺『どうした?なんかあった?』


ノブオ『…もしかしたらこれ最後の電話かもしれないから…今までいろいろありがとう

俺『何?いったいどうしたんだよ!』


今回の電話はあからさまにおかしかった。
ノブオは声が震えていたし、話の途中で泣き出してしまった
ただ事ではない。



俺『おい!どうしたんだよ!しっかりしろ!説明しろ!』

ノブオ『スウがさ…今日の夜…小川倉庫に集まるようにチーム全員に集合かけたんだ…』


俺『それで!?』


ノブオ『人生会の本部にカチ込むつもりなんだよDIVAぁ!俺、殺されるかもしれない!怖えーよ!

俺『バカななんてこと…なに考えてんだよやめろ


ノブオ『でも、みんな集まるだろうし、俺だけ行かないワケにいかないよ


ノブオはぐしゃぐしゃに泣いていた。


俺『おい!ふざけるな!やめろ!』


ノブオ『…もう時間だから行かなきゃ…ごめんDIVA…』


ノブオの電話が切れた。

ただならぬ雰囲気を察したテルとイタチイッシが沈黙してる。


ヤバい…さすがに今回はマズい。

どうしょうどうしょうと考えた。

するとまた電話が鳴った。

すぐに受話器をとった。

俺『もしもし!』


電話『もしもし!DIVAか?俺、藤崎だ。』


俺『藤崎くん?ッスか?!お久しぶりです!』

チームがデスペラードになる以前にチームにいた先輩だった。

もちろんとっくに引退していた。

藤崎『DIVAぁ、聞いたか?今日の事。』


俺『うん。さっきノブオから聞いたよ』


藤崎『スウはマジだぞ。あいつはやる…止めなきゃ大変な事になる…!』

俺『藤崎くん、なんであいつらそんなバカなまねを…』


藤崎『スウはさ、何にも怖くねーんだよ。きっと。あいつは自分が負ける事なんか少しも考えてない。』


俺『うん。そうかもね』

藤崎『だから今回の事だって本気でやっちゃうだろう』


俺『うん。わかるよ…』

そうなんだ。

スウは強い。べらぼうに強い。
本当に無敵だった。

だけど…みんな…


ノブオもクニもアキオもチームの誰もが…藤崎くんも、もちろん俺だって。

悲しいけど、そんな強くはなれないんだ。
2011-02-24

第633夜 『悪魔を憐れむ歌』編.102 上小岡のサヨナラ

あまりに毎日が激しい緊張で、俺はこの頃付き合っていた彼女『めぐちゃん』とほとんど会っていなかった。

と、いうかほとんど連絡もできなかった。

ある日、めぐちゃんから電話があって『別れたい』と告げられた。

理由は『不安でしかたない』だった。


俺は、めぐちゃんにまで累が及ぶ事を極度に恐れていたので、詳しい事は何も知らせていなかったし、なるべく会わないようにしていたから当然だった。

めぐちゃんは当時、縦浜の上小岡に住んでいたので最後に理由だけでも聞いて欲しくて1時間20分かけて電車で上小岡に向かいホームで待った。


うつむき加減で階段を下りてくるめぐちゃんを見つけて話しかけた。


俺の説明にめぐちゃんは頷きながら聞いてくれた。

俺は全部終わってから話そうと思った事を話した。

めぐちゃんは言った。


『そういう事も何も教えてくれなかったし…』

俺は全部終わったらもう一度やり直したいと言った。


『もう無理…』

めぐちゃんの声はまるでプラスチックのように無機質だった
はじめて聴く声で何の感情も感じられなかった。

出会って4ヶ月、付き合って2ヶ月程の短い恋だった。

しかたない事だと思った。
俺は彼女より友達を優先していたのだから。

今でもたまに思う事がある

あの時、彼女を優先してあげられたらよかったのかな?

って。

何にもしてあげられなかったなぁって


もちろん永遠に答えなんぞ出ないし、答えなんぞないのだけどね




さて、ここまで読んでいただいた『悪魔を憐れむ歌』編ですが、ようやく俺達の10代がフィナーレに向かって行きます

何やかんやで長くなっちまったけど、毎回読んでくれるごく少数の人等には感謝しとるよ


でも、ウェブで書くのは若干たるくなってきたので、こっから先のお話は今夏、民明書房より発刊される

『悪魔を憐れむ歌~背中合わせの灰と青春』/  

1525円(税込) 民明書房


にて読んで下さい


じゃあねー













ごめん、ウソ(笑)

ちゃんと次回も書くよ
2011-02-24

第632夜 『悪魔を憐れむ歌』編.101 怖かった

大澤『極道会内人生会、若中の大澤というものです』

俺ぁ、こん時はホントにドキドキした。

俺『はいなんでしょう?』


大澤『先日はね、うちの跳ねっ返りの若いのがお宅さんに失礼な電話をしたみたいで悪かったね。』


ノブオの彼女、カズミの一件だろう。

俺『いえ、そんな


ここからはこん時のやりとりを会話形式で書こう
『』の方が言った言葉で()内の方は俺の気持ちだ


大澤『それで、用件なんですけどね』

俺『はい…
(おいおい、まだあんのかよ)


大澤『君はどうやら住藤くんと仲が良いみたいだね』


俺『はぁ?なんの事でしょう?』
(ヤバい!とりあえずとぼけよう。)


大澤『とぼけないでくれよ。それで住藤くんは今どこにいるのかな?』


俺『?誰ですか?住藤って?人違いじゃないですか?』
(言えるわけねーだろ!つーか、俺も知らねーし)


大澤『…おじさん達はね、今、その住藤くんの行方を探してるんだよ。君は知ってるよね?』


俺『いや?そんな人自体知らないんですけど。』(知らねーっつてんだろうが!話勝手に進めんなよ!


大澤『……君ね、隠すと為にならないよ。』


俺『ほんとに何の事やら…何も隠してないです。知らないですよ。』
(人の話聞いてんのか?コイツは


大澤『………こっちもね、いろいろ調べてるんだよ。君のマンション、コインランドリーの前だろ?』


俺『て、言われましても…ほんとに何の事だか…』
(ヤベまじかよ


大澤『………今からそちらに言って話をしようか?』


俺『ちょちょっと、なんの話ですか!誰かと勘違いしてません?』
(ジョーダンじゃねぇ)

大澤『?本当にしらないのかい?』


俺『知らないですよ』
(言わねえ絶対言わねえ)


大澤『…分かった。じゃあそういう事にしよう。君の名前はこちらが手に入れた名簿にも載っていないし、今回はそれでよいでしょう。』


俺『いや、本当に何の事か分からないです』
(名簿名簿って)

大澤『じゃあ、忠告だけしとくけどね、住藤くんにはもう関わらないようにしなさい。』


俺『……』
(何だよ!偉そうに!やんならやってやろうじゃねぇか!)


大澤『これ以上関わるならね、もし君が関わっているとわかったらね、こちらとしては不本意なかたちで君のところに行かなきゃならないからね。』


俺『もう、勘弁してください
(まじ勘弁してください)


以上のように徹底徹尾、『知らぬ存ぜぬ』で最後まで通した。

電話を切ったら冷や汗がでた。
内臓が腐ったような緊張感だった。

大澤は言葉は最後まで丁寧だったが、物凄い威圧感があった。

おそらく金筋ヤクザの一人だろう。
しかも最初にちゃんと組織と自分の名前を明言した。

これは暗に


『こっちは本気だぞ!』

って宣言なのだ。

たかが電話でこんなにドキドキしたのは初めてだった。

スウは大丈夫なんだろうか?
2011-02-23

第631夜 『悪魔を憐れむ歌』編.100 今度は本物だ!

まあ、前回の話しで人それぞれの意見は分かれると思うし、『そんなの元々お前らが悪いじゃん』って思うだろうけど、

まあそん時に現場にいた人間には『大人は汚い』って雰囲気が充満していた。

それに警察&ヤクザ組織のタッグとなると、日本の『二大暴力団』を同時に相手にしなきゃならない

そんなの無理に決まってる。

しかも、警察は『警視庁』だからね!

日本の首都を鎮護する警視庁ははっきり言って地方警察のように甘くはない!

地方警察なんかと比べもんなんないくらいの容赦の無さだ

もはやデスペラードの運命は風前の灯火であるように思えた。
だって大人の喧嘩はフルコンタクトの殴り合いではない。

組織力の勝負なのだ。
デスペラードはその辺はしょせんはまだまだ子供の集まりだった。


そんなある日、電話がかかってきた。

俺『はい、もしもし

電話『サノバビッチさんのお宅かな?』

俺『はい、そうですが』

電話『極道会内人生会の大澤と言うものです』

俺『………………………………………………………………………………………………………』



うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~

心臓の鼓動が急に早く鳴りだした
2011-02-23

第630夜 『悪魔を憐れむ歌』編.99 大人の世界

本当にショックをうけた。
俺はそれまで、警察とは絶対的な正義とは言わないけれど、少なくとも悪に対しては公平なもんだと信じていた。

本来、敵対的な関係にある警察とヤクザが裏で手を組んでいるなんて思ってもみなかった。

だけどそう考えると納得出来る事も多かった。

いかに目障りとはいえ、ヤクザの組織が本気でデスペラードを潰すなんてあまりにもリスクが大き過ぎる。
下手をすりゃあ自分達の組織まで警察に潰されかねない。
だが、裏で警察が手を結んでいたのなら話は分かる。

いや、もっというならこの『チーマー掃討作戦』の絵図をかいたのは警察だっんじゃないのか?

そこで利害の一致するヤクザ組織に持ちかけて、何らかの“見返り“を条件に事を起こしたんじゃなかろうかと。

この後、大人になっていくにつれてそれは確信に変わっていった。

だから今でも警察というものに俺は信用などおけない。

自分と、まわりの人間を守る時、頼れるのは己自身の力のみであるという信念がある。

勿論、警察を全般的に否定してるわけじゃなし、こん時は自分達も一般的に見れば悪であり、身から出た錆である事はじゅうぶん承知している。

だけどよ、同じように汚い大人になったいまも思うよ。

こんなのってあまりに薄汚くないか?
2011-02-22

第629夜 『悪魔を憐れむ歌』編.98 そんなバカな!

ところどころで繰り広げられる攻撃はもはやデスペラードに対するものだけではなくなっていた。
新谷のいろんなチームが被害にあった。

さらに不可思議な事に、極道会系の組だけでなく他の暴力団組織もチーマー達を攻撃しはじめた。

警察の動きも異常なまでに早かった。

なにしろヤクザがチーマーを見つけて喧嘩をふっかけるとほぼ同時に警察が割って入って両方を検挙していくのだ

警察も警戒態勢をしいているだろうから動きが早いのは分かる。
だが、警察が警戒しているところにかまいもせず喧嘩を仕掛けるなんて喧嘩のプロのやることかじゃない。

おかしい…

皆が不審になっている時にある事に気づいたやつがいた。

『パクられたはずのヤクザがみんな出てきているぞ


意味わかる?


要するに、喧嘩の現行犯で連れていかれたチーマーとヤクザのうち、ヤクザはそのまま帰されていたのだ


これじゃあいくら闘っても相手は減らない。
逆にデスペラードは減っていく一方だ。


さらに関係ない組織までが参戦し、デスペラード以外のチームにも同じようにされた。


ここまできたら導き出される結論はただ一つ。




『ヤクザと警察は最初からグルだった』

…俺達はやっとその事実に気づいたのだった
2011-02-22

第628夜 名盤 『THIN LIZZY』/DEDICATION


シン リジィのベスト盤。
ベースボーカルのフィル・ライノットはベース持ったジミヘンにしか見えないんだけど(笑)

歌い方もちと似てる

曲はブギー調の古いハードロックが多い。

演奏に間違いも多い。

フィルのアフロもデカい。

でも、シンプルな進行にキラキラのギターフレーズはヤケにカッコ良く聞こえる時がある

全部が好きなワケじゃないけど、いくつかの曲はすごく好き。

ゆる~いローテーションで年に何回か聴きたくなる

たぶんこういうのが名曲なんだろうね!

毎日聴かないけどあきもしないし、たまに聴く。

それもまた良いじゃないか

とりあえず定番の『ヤツらは街へ』でも聴いてみて

じゃあねー
2011-02-21

第627夜『悪魔を憐れむ歌』編.97 ある事実

ある事実。

まさかの事実。

この『悪魔を憐れむ歌』編ってのは、俺が体験した出来事を差し障りのある部分は書かなかったり逆に若干大げさに書いて楽しんでもらいたいと思った部分もあったりして、3割位は事実を元にした脚色もあったりする。
だから読んでくれる人がどの辺が真実で脚色したりしたのはどんな所か?
なんて考えて楽しんでくれたら、また俺も嬉しい

まあ、スウやイダのモデルになった男は実在するし、その強さなんかはここで書いた以上のヤバすぎだったけどさ(笑)

そんな事を踏まえた上で、この話だけ本当の事実のみを書きたい。

脚色も嘘もないただの事実。


俺達が確信した『その事実』は真面目でもなんでもない、いい加減な俺達から見たって納得のいかない事だったし、俺もノブオのモデルになった男も今だに腹立たしくなるような出来事だった
2011-02-21

第626夜『悪魔を憐れむ歌』編.96 何かがおかしい

仲間達は次々にかりだされ、殴られ、脅され、または逮捕されて少なくなっていった

中にはやはり、圧力に耐えきれず逃げ出す者も多かった。
しかし、それを誰が責めることができんのか?


一歩おいた俺でさえ、身を隠したい衝動にかられる程なんだから当事者の恐怖感は相当だったと思う。

が、ただ一人の例外がいる。
もちろん、スウだった

何しろ大人達がやっきになって潰したいのは勿論、頭であるスウなのだ。

どんなに躍起になってもスウだけは大人達にもどうしょうもなかった。
多人数で襲ってもやっつける事も捕まえる事も出来ない。
逆に返り討ちにされてしまう

この頃になってくると、大人達も目障りなガキ共の中で、スウだけがアンタッチャブルな人間という事に気づきはじめていた。

誰が何人できてもモノともしないで返り討ちにしちゃうんだから…。

ただ、みんなはそのヤクザの攻撃に関して少し違和感を感じ始めていた。

何かがおかしい…

そしてある事実に直面する事になる。

大人達の汚さをまざまざと見せつけられた『あの事実』に…。
2011-02-21

第625夜 『悪魔を憐れむ歌』編.95 せまる予感

夜中の2時頃だった

夏で暑いので部屋の窓を開けたまま寝ていた。
よくあるワンルームマンションですぐベランダに出られるタイプの窓だ。

突然、何者かの気配で目が覚めた

(誰かきたのかな?)

そう思ったらそいつは窓からどんどん入ってきて、なんと俺の布団に入ってきたのだ

ギャー

もう、びっくりしたなんてもんじゃない

俺はそいつを突き飛ばすと、部屋の灯りをつけた

そいつは俺の布団にくるまったままガタガタ震えていた

『誰だテメー

俺は布団を剥ぎ取った。

俺『…ノブオ

ノブオ『わ…ワリイDIVA

俺『何やってんだお前…あ

俺はノブオの姿を見て驚愕した

全身血まみれだったのだ

特に両腕と両足は半端なかった

とりあえず靴を脱がせ、落ち着かせると話しを聞いた。


その日、ノブオが一人で歩いていたら突然、目の前に1boxの車が停まり、無理やり後部座席に押し込まれた。
両サイドの人間に両腕を押さえられて身動きとれないまま殴られ脅され、
『ナメてたらどうなるか教えてやる』

と、つかまれ身動きの取れない両腕にドスを突き立てて引き裂かれたのだ

そこでノブオは発狂し、死に物狂いで狭い車内をめくらめっぽう暴れた
いつも愛用していた鉄板ブーツでそこら中けり回し、逃げてきたのだった

これ、マジな話

だから両足についた血は返り血だったのだけど、両腕は10センチ程切り裂かれ出血していた。

消毒し、応急処置をした。

ノブオは震えながら俺に言った。

ノブオ『DIVA、お前も気をつけろよマジでヤバい事になってきた。』


なんか、いや~な予感がした
2011-02-19

第624夜 『悪魔を憐れむ歌』編.94 脅迫電話

またその電話が凄いこと(笑)

よくテレビなんかでみるチンピラの台詞そのもの

『なんじゃあコラ
だの

『殺すぞボケぇ

だのありとあらゆる罵声を浴びせかけられた。

だけどね、コッチも相当怒ってきてたので、

『関係ない15歳の女の子脅してそれが男のやることか

と切り返した。

後はもう、『男伊達の世界で生きる人間がたかだか中学生やら高校生に嫌がらせしてそれであんたは格好つくのか

の一辺倒で押し通した(笑)


そのうちそのヤクザ(のふりをしていると)思われる男も疲れ果てて電話を切った。

とりあえず一安心だったが、行く先には憂鬱な不安がのしかかった。


次に狙われたのは、そのノブオだった。
2011-02-19

第623夜 ナイトレイン

今日のスタジオで何年かぶりにガンズのカバーをやった。

やっぱりアクセル御大の歌は尋常でないくらいキーが高い上に、上下の起伏が激しい

しかし、1オクターブ下げるのはいやだ。

バックにキーを変えてもらうのも嫌だ。

さて、どうしたもんか
さすがに『7オクターブの妖精』の異名を持つ私でもかなりキツい

好きなものなら必ずできる!

と、言いたいとこだが、無理なもんは無理…

とも言いたいとこだが、好きすぎるからたぶんできるでしょう(笑)

最近、練習曲としてカバーをやることが多いけど、『ツェッペリン』にしろ『ガンズ』にしろはっきり言ってボーカル殺しである。

でも私はやっぱりガンズもツェッペリンも好きだから歌えるようになりたい。

挑戦できる場所にいることは幸せなことだと思う
2011-02-18

第622夜 近頃の読書

最近読む本はナチスドイツものが多い。

いろいろ読んでみたけど、ナチスについて自分でも誤解していた部分が多いや

やっぱり歴史というのは勝者のものであって、勝った方は自分達の正しさを示すために敗者をケチョンケチョンに悪者にする。

俺らがナチスドイツに抱いているパブリックイメージはアメリカはじめとする戦勝国の植え付けたもんだね

70年近くたって、ナチスドイツを客観的に考えると、あの『ユダヤ関係の虐殺』を除けばかなり良い統治者であったと思う。
進んだ科学も思想もあった。

おそらくナチスドイツに支配されていた頃の民衆は幸せな時期も多かったんだろうね。

ナチスの政策はその大部分が国民の為に、国民が喜ぶようなモノが多かったし。

ヒトラーは独裁者の鏡にして悪の枢軸のようにイメージされっけど、実際は優しくて、若者達の未来と可能性をとても大事にしたそうだし。

おしいのはさ、ヒトラーはじめナチス指導者のその優しさや仁愛が自国民とゲルマン民族にしか示されなかった事。

もしも、世界の民衆の為にそのアイデアや知性や思想を向けられていたら、ナチスは世界の半分位は統一できたかもね!


まあ、できなかったのはヒトラーの器量の限界と言えばそれまでだけどさ

絶対の正義も悪もそんなにあるもんじゃないよ。

意外と読んでみると、『ナチスの政治いいなぁ』って思う部分もたくさんあるよ。

特に女性への福祉、政策はほんとに素晴らしいものもあるし。

日本の政治家さんたちも見習えるとこは見習ってほしいもんですな
2011-02-18

第621夜 『悪魔を憐れむ歌』編.93 つぎつぎと

松山は一人で歩いている所を襲われ、重傷だった。
数人に木刀かなんかでめったうちにされたらしかった。

何人かで病院に行ったけど、先に来ていた奴らに
『とても面会できる雰囲気ではない』

と言われた

なんとか仇をとってやりたかったけど、いったいどうすりゃあいいのか分からなかった

さらにその被害はいろんな所に拡大した。
ノブオが当時つき合っていた子の所にも毎日脅しの電話がかかってきた

まだ15歳の女の子と一つ上の姉の所にも脅迫めいた電話が続いた。

女の子はカズミという名前だったが、その姉妹はあまりの恐怖に俺に電話をして頼ってきた。
ノブオと連絡とれなかったからだ。

姉妹は泣きながら俺に現状を訴えてきたんだけど、その相手の陰湿な脅し方にさすがに俺もムカついて姉妹に

『今度そいつらから電話があったら、とにかく何も知らないといって俺の電話番号を教えてくれ。電話がかかってきたら俺が話しをつけるから』

と約束した。

そして数日後に電話がかかってきたのである。
2011-02-18

第620夜 『悪魔を憐れむ歌』編.92 松山の憂い

俺が近しい奴で、次に狙われたのは松山だった。
上京したての頃、海袋で飯を食った事があった。
バカみたいな話しをしていて、急に松山が真剣な顔をして話しだした。

松山『なあ、DIVA…』


俺『なに?なんか改まって。』

松山『やっぱりいいや

俺『なんだよ。気になるじゃんか!


そんなやりとりを繰り返したあと、松山は切り出した。

松山『…俺さ、…日本人じゃねぇんだ』

俺『はあ?何いってんの?』


松山はどーみても日本人以外の何者でもなかった。


松山『…いや、正確には今は日本人なんだけど、前は違ったんだ。』


俺『……』


松山『俺さ、前の苗字は“鄭“っていうんだよ。お袋は日本人なんだけど』

俺『え?』

松山『在日の3世ってやつさ

松山の話しはこうだった。
松山が幼稚園の時に両親は在日部落を出て暮らし始めた。そういう集まりの中でも、ハーフってのは差別されイジメられたからだ。
お父さんは事業で成功していたし、これから先の松山の事も考えて、一家で小学生の時に帰化したんだと。

だけどやっぱり小学校でもイジメられたし自分に対してのコンプレックスみたいなもんも相当あったそうだ

松山は民族的教育をほとんど受けていないので、ほぼ日本語しかしゃべれない。

松山が受けたイジメや差別の話しは聞いていて、ホントに胸くそ悪くなる類のもんだった。

一通り聞いたあと、俺は松山に言った。


俺『ふーん。で?』

松山『ふーんって、お前そんだけ?

俺『だってよ、俺はお前と友達なだけで、何人だろうが関係ないもん。』

松山『お前、こっちが勇気振り絞ってカミングアウトしてんのに(笑)
嫌われんじゃねーかと思った


俺『アホか(笑)』

ホントに下らねー話だ。いや、松山の話しが下らねーわけじゃないよ。

そういう差別やらって事ね。

俺はさ、なんかそれ以降差別の話しになると、ほんとにムキになってしまったりする。
松山の話しは松山への見方は微塵も変わらないものだったけど、俺自身には深く刻まれた。

そんなもんの為に俺の友達が傷つくのは許せない。

下衆野郎は何人にだっている。
いい奴だって何人にもいる。
日本人でも韓国人でも朝鮮人でも中国人でも白人でも黒人でも、俺が大事なのは友達であるかどうかだけである。

もっといえば悪人でも人殺しでも聖人でも猫でも関係ない。

ただ、仲良くできる友達であるかだけが重要なことである。

友達であれば何人であろうが話しを聞くだろう。例えそいつが間違いであっても味方をするであろう。
ただそんだけの事だ。


松山は話し終えるとホッとしたようにまたバカないつもの松山に戻った。
松山はよく『大和魂』という言葉が好きだった。きっとその言葉はその頃、何者であるか分からない自分の寄りどころになる言葉だったのかも知れないね
2011-02-17

第619夜 『悪魔を憐れむ歌』編.91 イダの逮捕

デスペラードの人数は役半分程になっていた

いくらデスペラードとはいえ、ただ入っているだけだったりする人間もたくさんいたのでヤクザの襲撃に逃げ出すのも仕方ないことだと思う。

それでもまだ100人近い人間が残ったのは凄い事だ。

しかし!デスペにとって痛恨の出来事がおきてしまった。

"イダが逮捕"されてしまったのだった。

上下の関係のないチームで俺が密かに"スウに次いでイダ"と思っていたイダの逮捕だ。

事情を聞くとこんな感じだった。


イダとデスペの数人と人生会の数人が喧嘩になった。
イダも『人斬り』と恐れられていた男だったが、相手も相当なもんで遂にイダは相手のリーダー格とおぼしき人間を刺した。

その現場を警察に取り押さえられて現行犯逮捕されたのだった。

ちなみに、刺された男は病院に運ばれたが、検査の結果、4カ所も刺されて重傷だった。

イダが4回も刺さなければならないほどの相手つーのはどれほどのもんだろう

そんだけイダにも余裕がなかったって事だし、3回も刺されてまだ向かってくるなんてすげー根性だと思った。

イダは前科もあったし、累犯なので今回はそう簡単には出てこれないだろう

そして次に狙われたのは松山だった。
2011-02-17

第618夜 『悪魔を憐れむ歌』編.90 衝突!

極道会内人生会の攻撃は新谷のいたるところでデスペを襲った。

それに対しデスペは力で対抗した。

まだ暴対法の施行前夜であり、暴力団にはたくさんの“武闘派“の人達がいた。

喧嘩専門のヤクザの人達である

が、デスペラードも音に聞こえた愚連集団である!

各地で小競り合いが繰り返された。

さすがに人生会は今までやっつけたヤクザモドキとは違ってそりゃあ手強かった

本腰を入れて稼業に邁進する本物の極道者は何しろ『意志』があやふやではない!
例えこちらの数が多くてもためらわず向かってくる

そしてその中には少年の頃から稼業に入り、親分の部屋住みを経験し、ヤクザのいろはを学び、『真面目に』その道を極めようと努力するエリートの中のエリート…

『金筋ヤクザ』が何人か混ざっていた

この金筋ヤクザの人達はそりゃあ半端じゃなかった

それにこの辺が出てくるって事は間違いなく、親分またはそれに近い存在の意志が働いている。

ようするに、『組をあげてやってやるぞ!』って意味だ

デスペは遂に大人の不良を本気にさせてしまったのだ
2011-02-17

第617夜 お疲れさん


ロナウド引退したね

ペレもクライフもディ・ステファノもマシューズもエウゼビオも観たことがない世代の俺には

マラドーナ、マルコ・ファンバステン、バティストゥータと並ぶ世界最高選手で最強のストライカーでした

やっぱりロナウドいいね!


お疲れさん
2011-02-17

第616夜 『悪魔を憐れむ歌』編.89 終わりの始まり

アキオの連れのA…仮にユキヒコとしよう。

ユキヒコのそのまた友達の女の子が、ある男からつきまとわれていた。
女の子は普通の子だったので怖くてたまらなくなりユキヒコに相談した。
ユキヒコは女の子の手前カッコつけたかったのもあろうし、デスペラードのバックもあったので強気でもあった。

その男と話しをつけに出て行って話しがこじれて袋にされて内臓破裂の重傷を負い入院した。

黙っていないのはユキヒコの友達たちである。
今度はその男をさらい酷く痛めつけてしまった
相手は某暴力団に所属する人間だったのだ

かねてから新谷での跳梁跋扈ぶりを気に入らないと思っていたその組織は火種が出来たとばかりにチームを襲い始めた。

なにしろ新谷の街ではその組織を始め多くの組織暴力団がめんどうをみているお店がたくさんあった。
そういった店の前でも平気でたむろするもんだから客足は遠のき、店の売り上げは落ち、必然的に『シノギ』が減ってしまうのである。

コレは彼らの『面子』にも『生活』にも影響するので苦々しく思っていたにちがいない。

ユキヒコが火種を作ってしまった相手は広域暴力団『極道会内人生会』…

バリバリの“金筋ヤクザ“のいる筋金入りの本物の組織暴力団であった
2011-02-16

第615夜 『悪魔を憐れむ歌』編.88 カエルの弟はカエル

書き忘れてたが、去年くらいにチームにスウの弟(腹違い)が加入していた。

俺達より2つ年下で兄貴ほど強烈ではないが、やっぱり強かった(イケメン)
住藤 明生(アキオ)

アキオは兄貴のスウをメチャクチャ尊敬していた。
兄の後を追って上京してまるで兄のボディガードみたいな感じだったし、喧嘩になると一番に突っ込んで暴れた。


スウもアキオをかわいがっていた。
ちなみに、スウはやたらと母親思いだった。

つねに仕送りをして、たまにテレビや家電品なんかを送ったりしてた。

なんか不思議な男だったよ。


前にゲーセンで友達と遊ぶって言うからついて行ったら、来たのはオタクみたいな気の弱そうな少年だった。

スウは敵には悪魔そのものだったけど、真面目な友達もいて、真面目な友達と遊ぶ時は絶対悪いことはしなかった。


さて、事件はそのアキオの連れていた若い子から起きた。

そしてそれがデスペラードの崩壊と更なるスウの伝説の始まりになろうとは、いつものように誰も気づいてはいなかった
2011-02-16

第614夜 『悪魔を憐れむ歌』編.87 栄華は落日のはじまり

それは些細な事だった。
しかし、物事というのは転がり始めると良い方にも悪い方にも勢いをつけて転がって行く。

雪だるまのようにどんどん大きくなって行くものだ。

デスペラードは最大の勢いを極め、先日の俺の事件のように

『ヤクザもなにするものぞ!』の気概に溢れていた。
上の者達はもちろん、下の後輩達まで
『何かあったら刺してにげちゃえば良いさ』
位に増長していた。

しかし、それは明らかな間違いだった。

この後、俺達は大人の本当の怖さと強さと、そして汚さを思い知らされる事になる

それまで俺達がナメていたヤクザなど本物のヤクザではなかった。

あまりに調子に乗りすぎた少年達に、遂に『本物』のヤクザの人達が動き出した

そして警察も…


デスペラードにゆっくり確実に激しい落日が訪れようとしていた。
2011-02-15

第613夜 『悪魔を憐れむ歌』編.86 いつかの100万より今日の20万円

写真見たらさ、まるで腐った黒いトウモロコシみたいに顔面腫れ上がって、はっきり言って顔分からなかった

腕やら身体やら包帯だらけだし

なんか急激に殺意がしぼんでいった。

コイツらのこの姿みて泣くばーちゃんがコイツらにもいんのかなぁ…とか思ったら、ちょっとかわそうになった(そのばーちゃんが)。


警察の説明を聞いたらどうやら間違いないらしい。
正体は北海道で組から追い出されたヤクザ者で東京に流れてきた奴だった。

警察がその後の事は弁護士と話して下さいと言うのでその日は帰って、後日に下田鹿場にある弁護士事務所に行った。


20万円で示談にしてくださいと言われた。

こんだけやられて20万円はねーだろ
と思い、100万円と言ったら弁護士が。

『100万円と言われたら払わざる得ないくらいこちらが悪いのですが、何しろ借金しかないような人間でして…あと何人かにも払わなければならないんで

他の件とこれは関係なかろーが!
と言ってみたが、ま、ねーもんは払えねーわな
弁護士『100万円用意するのは無理なので何回かにわけて…それでも難しいですが…


俺『いくらなら現金で払えんの?』


弁護士『20万円なら今、お支払いします!』


この言葉に負けた(笑)

実を言えばここまで来る電車賃にも事欠くほど困窮していたからだ。

渋々といった感じで金を受け取ると帰りに12万円の革ジャンを9万七千円まで値切って購入した
いつになるか分からない100万円なんか当てにするより今の20万円である。

今考えてみたらとりあえず20万円引っ張っておいて、後から残り取れば良かったんだけど、サインしなきゃ金くんねー勢いだったしさ

それにあんまりゴネて菊リン似達を半殺しにしたのがイダ達だとバレたらヤバいしね


あとは当面の生活費とイダやノブオらにお礼で飯食わせたり呑んだりで終わってしまった


ちなみにコレがその革ジャン(笑)



2011-02-14

第612夜 『悪魔を憐れむ歌』編.85 ムゴい

それから3日後くらいだったかな。
警察署から電話がきた。
話によると、なんと菊リン似達は逃げ込んだ警察署でそのままパクられてしまった

俺以外にも相当被害者がいて、別件での逮捕だった

そんで俺の事件も関連性があるとかで、顔の確認をしてほしいと。


俺は早速ゼンクツと南葛署へ向かった。

もし、面会のようにあわせてもらえるなら、素知らぬフリをしていきなりその場で刺してやろうかと思っていた


前のイダやノブオの話書いてて思っただけど、この頃の俺達のような少年がおそらく今の少年の中にもいるんだろうなって思うと、ちと怖いね

今の子らって見た目じゃ本当にわかんねーもんね


話戻すと、隙あらばと思いながら…警察署に行くと、面会どころか写真を見せられただけだった

その写真…

俺『ム、ム、ムゴい

思わず口に出してしまったほどだった(笑)
2011-02-14

第611夜 『悪魔を憐れむ歌』編.84 なんだって!?

ところがなかなか5人組の所在はつかめなかった。

ノブオやイダ達は夜になるとかわりばんこに南葛に来て探し回ってくれたが手がかりの無いまま一週間が過ぎた。


その間に皆の勧めで病院と警察署に行った。
一応被害届を警察に提出した。


そしたらある日の夜、イダから電話がかかってきた。


イダ『DIVA?いや…あの、例の奴らさ、たぶん当たりだと思うんだけど…』

俺『見つけた


イダ『うん、まあ、見つけたんだけどさ…』


妙に歯切れがわるい


俺『どうした

イダ『いやちょっとヤリすぎちゃってよ…


俺『は?何したの?

イダ『いや、その菊リン似の奴とオールバックの奴をとっつかまえてヤキ入れたんだ。そんでちょこっと腕やらへし折ってやったんだけどさ、1人はパンチで菊リンなのにもう一匹はオールバックだからさ、おそろにしてやろうかと思ってさ

俺『…』


イダ『ジッポのオイル、頭にかけて火ーつけたら発狂したみたいに2人とも逃げ出したさ
頭燃えたまま(笑)
もちろん追いかけたんだけどね早い早い

俺『結局にがした?』


イダ『だってあいつら最後は警察署に逃げ込むんだもん


俺『警察署マジかいな


そりゃあさすがにどうしょうもない

俺はイダにお礼を言うと電話を切った。

ちなみにこの時、俺は携帯を持っていた。
今から考えると信じられないが、まだほとんどの人達が携帯などなく、携帯を持っていたら『ヤクザか金持ち』と言われた時代だった(笑)

携帯一つにもステータスがあったわけだ

ちなみに、この携帯は妹がカラオケ大会で優勝してもらった物だった
2011-02-13

第610夜 『悪魔を憐れむ歌』編.83 猟

ノブオはアパートに到着すると、連れを階下に残し、一人で上がってきた。

俺の姿を見るとメチャクチャ怒った


ノブオ『ヨタもんがぁぶっ殺してやる

俺は相手の特徴をノブオに伝えた。
そしてこう付け加えた。

俺『ノブオ、ほかの奴はいいから菊リンみたいな奴だけは生け捕りにして俺の前に連れてきてくれ。イダ達にもそう言ってほしい。』


ノブオ『分かった。でもスウもメチャクチャ怒ってる。もし、やりすぎて死んだらゴメン。』


それだけ言うと、ノブオ達は南葛の街に散っていった。

後は報告を待つばかりだ。
2011-02-13

第609夜 『悪魔を憐れむ歌』編.82 来葛デスペ

『何だって~

ノブオは激怒した。

ノブオ『分かった!すぐにスウに話を通してそっちに向かう!』

俺は電話を置いた。

ちょうどシノさんも到着して話を聞いていた。

シノ『DIVAちゃん!デスペラードが南葛にくるの


俺『今、スウに話を通してもらってる』

シノ『マジとばっちりでやらないように身を隠さなきゃ


シノさんは下野にあった『ファイターズ』と言う名門チームにいたことがある。
『デスペラード』の群を抜いた戦闘力は誰よりも理解していた。


直ぐに電話がかえってきた。

ノブオ『とりあえず俺と5~6人でそっちに向かうよ。後からイダが10人位連れてくるから』


シノさんは今からデスペラードが来るなら怖いから帰ると言い出した。


俺も少し休みたかったので、看護のゼンクツ以外はみんな帰っていった。
シノ『俺達も独自にさがしてみるよ』


ハッピーズといい、デスペラードといい仲間はありがたいと思った
2011-02-12

第608夜 『悪魔を憐れむ歌』編.81 復讐の炎

そりゃあね、派手な格好して街を粋がって肩で風を切って歩けばたまには喧嘩売られる事もある。
ボコボコにやられちゃう事もあるさ

そんなの承知でやってんだから。
だからさ、別に『怪我した』ことやシメられたことなんかはどうでもよい。

そんなのは恨む程の事じゃないよ。
自業自得ってやつだ

だけどな、ばーちゃんが孫を思って御守りを渡してくれた気持ちを『汚した』ことは相手が警察だろうがヤクザだろうが総理大臣だろうが許すわけにはいかない!


俺は自分の怒りに耐えきれず、アパートに戻ると例のポン刀を手に部屋を飛びだそうとした。


ゼンクツが体ごと抱きつくようにして止めた。

ゼンクツ『DIVAちゃんその体じゃダメだよ
そのうちゼンクツから報告を受けたヤマノちゃんとテルとイタチイッシら『ハッピーズ』の面々がとんできた。


全員に説得され、ひとまず治療をしてもらった

呼吸をすると左の肋骨が激しく痛い

ひびがはいっついるっぽかった。

さらに右の奥歯が二本と左の奥歯が一本折れていた

ちなみに、ここでまたうんちくをたれよう(笑)


良くさ、漫画とか映画なんかでさ殴られて歯が折れたりして口から『プッと』出したりするじゃん?

あれ俺は嘘だと思う。

俺の経験だと殴られて歯が折れる時は真ん中くらいで割れて内側か外側が半分折れる。

あんなに綺麗に一本丸ごと抜いたように折れる事はないと思うんだけど…
みんなどう思う?

ま、どうでも良いんだけどさ


こん時の俺はもはや完全にトサカにきていた。
手段を選ばずやってやる!

少なくともあの糞メガネだけは殺害してやる!

電話を手にとるとすばやく連絡した。


俺『ノブオか?頼みがある!スウに繋いでデスペの力をかしてくれ!
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